2nd Stage

最近の「大人の矯正」事情@2020

矯正治療は世界的に「デジタル化」
の波が来ています。
ただ、あくまで扱うのは歯科医師です。

治療の工程をデジタル化することで、説明が目に見えて分かりやすく。
さらに3Dモデルでのシミュレーション通り「誤差」なく治療が出来ることで、
治療期間の短縮に繋がります。

「矯正治療のデジタル化」をすることにより、患者様にはまずは治療開始前の説明時からメリットがあります。一つは、治療の前に、治療後の歯ならびを3Dシミュレーション上で確認できるという点です。2つ目は、抜歯した場合、しない場合など複数の治療法の比較をシミュレーションで事前に見ることが出来ます。

治療上のメリットとしては、治療期間の短縮に直結する「治療の誤差」を少なく出来るメリットがあります。矯正治療では、歯に対して装置をいかに正確な位置につけるかが重要なポイントとなるのですが、従来は、歯科医師が経験と勘で直接ブラケットを歯につけていました。ただ、不正咬合の状態からブラケットを良い位置に付けるのは、非常に難しい作業となります。歯科医師も人間ですのでどんなに気をつけても多少のズレは生じてしまい、ましてや歯ならび咬み合わせ等ミクロン単位の世界では、それはとても大きな影響となります。ズレが発生してしまうと、当たり前ですが修正しなくてはいけませんので、そこで治療期間が延びるというわけです。

治療をデジタル化することにより、今まで勘で行っていた部分が、正確にシミュレーション通りにブラケットを取付けられるようになり、治療の精度が格段に向上しました。さらに、3Dシミュレーションではオーバーコレクションという調整を事前に入れておきます。これにより、スムースに計画した位置に歯を並べることができるようになり、通院回数自体も少なくなります。

昨今、矯正歯科においては治療の「ズレ」を最小限に抑えるためのデジタル化が進んでおり、浜中矯正歯科クリニックでは2013年より先駆けて、治療の「ズレ」を最小限に抑えるためのデジタルシステムを導入しています。

一番大きな変化は、歯型が石膏模型から
デジタルデータになったこと。

デジタルカメラ技術とコンピューターの処理速度、加速度(重力)センサー技術の進歩により、数年前からハンディータイプの光学スキャナーが矯正治療に用いられるようになりました。これは、シリコンで型取りをして石膏で模型を作っていたときと比べると革新的なことです。矯正治療の一番の基本となる患者様の歯型を、デジタルデータとして扱えるようになったのです。

この技術革新により、治療フローにおける大部分がデジタル制御出来るようになったのです。

さらには、
コンピューター上の精巧なデジタル3Dモデルから、
治療のシミュレーションまでコンピューター上で。

歯型のデジタルデータから、今まで石膏模型上で治療のシミュレーションをしていたものがすべてコンピューター上で出来るようになりました。手作業による誤差が最小限に抑えられるため、結果、歯ならびの修正作業が減り、計画通りに治療が進みます。

デジタル時代の矯正。矯正歯科医院選びのポイントは?
手先の器用さではなく「診断力」がより大切に。

これまでの矯正治療技術は、いかにワイヤーをうまく曲げるかや、いかに良い位置にブラケットをつけるかが、評価基準になっていました。しかし、手作業の多くの部分はデジタル化をされてきており、手技の正確さ(目が見える、手が動く。)の部分では今後どの矯正歯科医院も均一化されていくことが予想されます。

患者様からからは、何を基準に治療する医院を選べば良いのかと聞かれることがありますが、デジタル矯正の時代では、いかに治療後の歯並びをシミュレーションできるか、歯科医師が「頭を動かす」 診断と治療計画策定の能力がとても重要なファクターとなります。これは、今までの技術より簡単なことではなく、より術者の治療経験が必要で、その経験が生かされたより正確なシミュレーションができるかが問われる時代になったことを意味しています。

歯科医師の説明に少しでも納得できないところがあれば遠慮せずに質問すること、セカンドオピニオンで複数の医師の話を聞いてみることも大切です。ぜひ、わがままになって色々な質問を歯科医師にぶつけてみてください。その中からご自身が一番納得が出来る答えが返ってくる歯科医師のもとで治療をされることをおすすめいたします。

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